ココナラ執行役員が語る「できる」と思う人ほど、マネジメントを学ぶべき理由

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株式会社ココナラ
執行役員 竹下 加奈子さん

ココナラで執行役員を務めながら、プロダクト責任者・人事部長・CS部長・新規事業責任者として、“一人四役”の立場でチームを率いてきた竹下さん。

限られたリソースの中で成果を出すことが求められる中で、最も難しかったのは「どこまでを自分で担い、どこからを誰かに任せるか」という意思決定だったと言います。

そんな竹下さんが、EVeMのマネジメントトレーニング「マネ型パートナー」を受講したことで、自身と組織の“前進サイクル”をどのように生み出したのか。受講前に抱えていたマネジメントの課題や、担当のトレーナー北島聖士との対話で得た気づき、マネジメントに対する意識の変化をお聞きしました。


 

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“一人四役”で走り続け、立ち止まる時間が不足

▼「自分が“何屋”かわからない」と思うほど役割が多岐にわたっていたと話す竹下さん

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―――受講いただいた当初、どんなチームをマネジメントしていましたか。

竹下さん(以下、敬称略):当時は、プロダクトの執行役員を務めながら、新規事業の責任者、カスタマーサポート部の部長、人事部長も兼任していました。まったく性質の異なる4つの領域を横断してマネジメントを行っていました。

―――当時のマネジメントには、どんな難しさを感じていましたか。

竹下:複数の事業や部門を管轄する中で、限られたリソースをどう配分すれば全体として最適な成果につながるのか、常に考えていました。日々の業務に追われるなかで、「どこまでを自分で担い、どこからを誰かに任せるか」という判断が特に難しかったです。

スピード感を求められる一方で、影響範囲が大きいため慎重さも欠かせず、そのバランスに悩む場面が多くありました。

忙しいからこそ必要だった“強制的に俯瞰する時間”を共にするトレーナー

▼ココナラを担当するトレーナーの北島 聖士

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―――そんな状況の中、トレーナーとの1on1はどう役立ちましたか。

竹下:大きく2つのメリットを感じていました。

まず「自身の行動を前に進める」という点では、トレーナーとの対話が“思考を整理し、次の一歩を決める時間”になっていたと思います。

業務に追われる毎日の中で立ち止まる余裕がなかったのですが、隔週の1on1で話すことで自然と考えを整理できるようになり、頭の中がクリアになりました。最後に「次回までにこれをやる」と約束して終える、その積み重ねが確実に前進していくサイクルを生み出してくれたんです。

次に「組織を動かす」という点では、トレーナーの視点を借りながら定期的に立ち止まり、目の前の業務を俯瞰して整理する時間を持てたことが、チーム運営を安定させる大きな支えになりました。

そのプロセスの中で、「どこまでを自分が担い、どこからをメンバーに任せるか」の判断がしやすくなり、任せる範囲を広げた分だけメンバーの成長機会も増加。結果として、チームが自走する感覚も実感できるようになりました。

 

―――具体的にはどんなエピソードがありましたか。

竹下:特に印象に残っているのは、新規事業の立ち上げ期です。

リリースの期日が迫る中、当初は自分がボトルネックとなり、スケジュールが遅れかけていたのですが、メンバーに任せる範囲を大胆に見直したことでプロジェクトが一気に前進。リリースを予定どおりに完遂し、期内に無事ローンチできたんです。

リリースが1か月でも遅れていれば、その期の売上計画にも影響していたので、間に合ったという事実は自分にとってもチームにとっても大きな成果でした。

 

―――実務で使えた考え方やフレームについて教えてください。

竹下:「マネジメントができている“基準”」の考え方です。

「執行・活用・伸張・連携」という4つの観点から、自分のチームに今求められる理想のマネジメントの状態を整理するためのフレームで、この基準を意識するようになってからは日々の意思決定が格段にしやすくなりました。

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竹下:このフレームを使って「次の2週間でこの比重はどう変わるか」「その比重に合わせて考えると、2週間後にはこのアクションの優先度は下がるはず」といった形で、トレーナーとの対話の中で未来の働き方のバランスを描いていくプロセスが、非常に実践的で意味のある時間になっていました。

結果として、自分自身の動きが整うだけでなく、メンバーへの任せ方や関わり方の判断にもつながり、マネジメントの精度を一段引き上げることができたと感じています。

「自分でできる」力のある人ほど、マネジメントのプロを頼るべき

―――マネジメントに関して、以前の自分に伝えたいことはありますか?

竹下:「悩みを言葉にして、人に話すことを侮らないで」と伝えたいです。

実力のあるマネージャーほど、自分で解決しようとしがちだと思います。私自身も「自分のことは自分で何とかできる」と考えていましたが、実際にマネジメントのプロであるトレーナーに悩みを話してみると、思考が驚くほど整理され、行動の方向性が明確になっていくのを実感しました。

▼「経営者もマネージャーも、孤独な戦いをしがち」と、竹下さんの言葉に共感を示す北島

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竹下:社内に仕事の相談をできる相手がいても、自分のマネジメントや働き方そのものをこれだけの頻度と密度で一緒に整理してくれる人はなかなかいません。上下関係や利害がある環境では、どうしても遠慮も生まれてしまうものです。

だからこそ、伴走者のようにフラットな立場で対話し、自分の考えを整理する時間を持つことは本当に貴重だと思います。

 

―――今後のマネジメントにおいて、どんなことを意識していきたいですか。

竹下:自分が置かれている環境や、フェーズ、その時のキーマンや組織の構成に合わせて、自らのマネジメントをちゃんと見直して適合させることを忘れずにやっていかなきゃな、と改めて思いました。

また、こういったトレーニングのような機会、また、社外の先輩たちとの接点など、その変化する「気づき」や「きっかけ」に強制的に(笑)触れられるルーティーンを持っていくことも心がけたいな、と思っています。

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EVeM HERO INTERVIEW
インタビュイープロフィール

株式会社ココナラ

執行役員
竹下 加奈子さん

※役職は2025年9月取材当時のものです。

ココナラについて詳しく知りたい方は、下記からご覧ください。

▼ココナラ
https://coconala.co.jp/